ネット広告費がテレビ、新聞、雑誌・書籍、ラジオのマスコミ4媒体の広告費を越えたこともあり、コロナ禍、リモートワークなど環境の変化から副業としてのwebライターに興味を持つ人が急増してます。
webライターになりたい人が取るべき資格とその取得方法について比較して、紹介します。
webライターに資格は必要なのか
まず初めに、webライター、つまりwebライティングをするのに資格が必要か否かということですが、結論から言うと特に資格を持っていなくてもwebライティングの仕事をすることは可能です。
ただし、資格を持っていた方がより良い仕事ができ報酬アップにもつながるというメリットはあります。
特にクラウドソーシングなどで見かけるライティングの仕事には、日記風の記事、ブログ用の記事、趣味などに関する記事の依頼が結構多く、これらの仕事では素人目線の記事(内容)の方が好まれることも少なくないのです。
一方で、医療や健康、お金(株や投資など)に関する記事に関しては、信憑性や正確さが重要になるため、専門家としての文章を書き、その根拠も示さなければならない場合も多々あります。
webライター初心者として、ブログなどの記事を書くだけなら資格は必要ないと言えますが、何か文章を書いて小遣い稼ぎや副業につなげようとするなら、第三者から仕事(記事を書くこと)を受注することになるため、資格を持っていなよりは持っていた方が良いでしょう。
webライターの資格にはどんなものがあるのか
webライターの資格は、いわゆる民間資格になるため、各種認定協会等が独自の基準でwebライターとしての資格を認定しています。主なwebライター資格には以下の3つの資格・検定があります。
資格(認定協会等) | 資格取得すべき人たち |
webライティング実務士 (日本クラウド ソーシング検定協会) |
Webライティングの基礎を学びたい初心者 フリーランスとしてのスキルを証明したいひと プロフェッショナルなライティング技術を磨きたい人 |
webライティング能力検定 (日本web ライティング協会) |
転職活動で自己PRに利用したいライター コストを抑えて資格を取得したい人 定期的なスキルアップデートを目指すライター |
webアソシエイト (ボーンデジタル) |
Web関連の業務に従事するビジネスパーソン Webデザインやマーケティングの知識を深めたい人 Web業界への就転職を目指す学生や求職者 |
webライティング技能検定及びwebライティング能力検定の難易度は低めで、webライティング初心者向けの資格と言えます。
一方、webアソシエイトの資格の合格率は6割り程度と若干高めで、web業界への就活・転職を志す人向けの資格、web業界での職務遂行能力を証明するために有効な資格と言えます。
webライターの仕事は実に幅広い
webライターは実に幅の広い業種です。突き詰めれると、webライターの仕事はパソコンで文字を書くこと、文章を作成することとなるでしょう。
単に文字を書く仕事だけど、書く文章の内容・・・つまり記事の中身に関してはジャンル幅に相当な広がりがあります。例えば、日記的な文章もあれば、商品の評価やレビュー的なもの、さらには報道的な内容の文章もあれば、医薬やシステムなどについての専門的な知識を必要とするものまで、実に様々です。極論を言うなら、ネット上に掲載されている文章は、webライターが執筆したものということもできるでしょう。
ここではwebライターになりたい初心者、素人が、副業としてある程度の収入を稼げるようなライターになるための資格について紹介します。
webライターの資格を取るメリット
資格がなくても働けるwebライターが資格を取るメリットとはどこにあるのでしょうか?
多くのwebライターのワークスタイルがフリーランスであることを考えると、そこには記事を書くという仕事を発注する側と受注する側の関係にその答えがあることが分ります。
webライターの働く世界はクラウドソーシングと呼ばれるワークスタイルで、ネットワーク上の第三者に業務を委託して成果を受け取り報酬を支払うビジネスモデルです。つまりお互いの顔が見えず、ネット上だけのつながりで仕事の発注受注が行われ、ビジネスが動いていくのです。
初めて顔の見えない相手と仕事をする際に信用の証となるのが肩書や資格になります。そもそもフリーランスの場合は肩書のない人が多いため、唯一第三者にも共通の理解をしてもらえるのが資格の有無ということになるのです。
したがって、webライターとして資格取得をするということは、より良いwebライティングができるようになり、第三者からの信頼も得られることになれば、自ずと仕事の受注も増え、単価も上がり、報酬も上がっていくのです。
つまり、フリーランスとしてwebライターの仕事をクラウドソーシングを通じて行うなら、資格は取得しておいて損のないものと言えるでしょう。
特に、webライターの仕事をこれから始めようとするなら、クラウドソーシング上でのビジネスマナーや仕事の進め方、記事の書き方などについて勉強する必要がありますが、どうせ勉強するなら資格取得を目指して勉強する方が効果的です。
webライティング実務士
webライティング実務士資格は、日本クラウドソーシング検定協会が認定する資格で、webライティング技能検定に合格することで取得できる資格です。
webライティング技能検定では、クラウドソーシングという働き方への理解及びライティング能力等が問われます。技能検定はオンラインで月に1回実施されるため、在宅で受験することができます。
webライティング実務士になるには、日本クラウドソーシング検定協会の認定講座・・・ヒューマンアカデミー通信講座のwebライティング講座を受講し、修了後に技能検定試験を受け、8割以上の正解率で合格となり資格が付与されます。
webライティング実務士になれる通信講座
ヒューマンアカデミー通信講座のwebライティング講座では、検定協会の公式テキストを用い、発想力を鍛えるためのISV練習法(決められたテーマに関連する単語を制限時間5分間で書き出す方法)やタイピングなどのスキルも身に付けられます。また、無料で模試を3回受けることができるので、本試験での一発合格が狙えます。
さらに、資格取得後にwebライティングを副業とする人のための副業セミナーをオンラインで受講することができます。受講修了後の就職・転職サポートや開業・副業サポートもしっかり行ってくれるので、初めてwebライターを目指す人には、納得のいく通信講座です(^^♪
取れる資格 | Webライティング実務士資格 |
スクール | ヒューマンアカデミー通信講座 |
講座名 | Webライティング講座 |
受講期間 | 最短2ヶ月~6ヶ月 |
受講費用 | 32,000円 |
資格試験 | 在宅受験 |
講座の特徴 | ●資格が取れる ●実務に即したカリキュラム ●最短2ヶ月で修了可能 ●模擬試験3回 ●案件の手引あり ●ランサーズとの提携 |
販売事業者 | ヒューマンアカデミー株式会社 |
販売事業者住所 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-1-13 京王新宿追分ビル8階 |
\在宅ワークで稼ぎたいなら/Webライティング講座
webライティング能力検定
webライティング能力検定(1級~3級)は、日本webライティング協会が認定する資格です。
webライティング能力検定試験は、分かりやすく効果的なWebライティングに必要な技術を持っているかが問われます。検定試験は、全国17か所で年に2~4回行われています。検定試験の範囲は、国語、webライティング、コピーライティング・メールライティング、SEO、倫理・法律・炎上対策、ミニ論文の6つのジャンルから出題されます。
webライティング能力検定の合格率は、3級は6割、2級は4割、1級は約3割となってるので、3級なら難易度は低、1,2級は難易度中程度と考えれば良いでしょう。
webライティング能力検定の勉強方法は、参考書や問題集は市販されていません。検定に申し込むとデータ形式で参考テキストと確認問題集が送られてくるので、これを自分で勉強することになります。
webライティング能力検定の合格を目指すなら、協会で販売している『大変お得なDVDセット(19,800円)』の購入が良いでしょう。DVDで勉強して試験に受からなかった場合は、DVDの代金6,300円が返金されます。(受験料13,500円は戻って来ませんが)
取れる資格 | webライティング能力検定(1級~3級) |
スクール | 日本WEBライティング協会主催 |
講座名 | webライティング能力検定 |
受講期間 | 1ヶ月 |
受講費用 | 19,800円 更新費用:12,000円(2年ごと) |
資格試験 | 年4回、全国17カ所で実施 札幌市内、仙台市内、山形県上山市、新潟市内、東京都中心部、茅ヶ崎市内、静岡市内、松本市内、名古屋市内、金沢市内、京都市内、大阪市内、岡山市内、広島市内、高松市内、福岡市内、熊本市内、那覇市内 |
試験項目 | ●国語 誰でも理解できる平易で正しい日本語 ●Webライティング 企業HP、ネットショップ、ブログ、FB、などのライティングスキル ●コピーライティング、メールライティング 売れるライティング、メールによる顧客対応 ●SEO 多くの人に訪問してもらい、売上を上げられるSEO ●倫理・法律、炎上対策 トラブルを起こさないライティングスキル |
販売事業者 | 一般社団法人日本WEBライティング協会® |
販売事業者住所 | 〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市 東海岸南3-9-10 サンハイム茅ヶ崎1号室 |
\検定申し込み公式サイト/日本WEBライティング協会
webライティング能力検定の受験、資格取得は、webライティングの基礎を身に付けることができ、ネット上の文章の書き方、対策の仕方などを学べます。
ただし、webライティング能力検定合格の認定証の有効期間は2年間になっています。継続して有効な資格を保有し続けたい場合は、更新料を2年ごとに12,000円払う必要があります。
web検定 webアソシエイト
web検定 webアソシエイトは、ボーンデジタルが認定する資格の一つです。
webリテラシーを、webの仕事に関わるデザイナー、ディレクター、プロデューサーに必要な最重要知識と定義し、その標準知識を備えているかをwebリテラシー試験で検定します。
検定試験は、CBT方式で行われ、全国約200会場あるJ-Testingテストセンターで毎日実施されています。受験料は10,000円で、受験資格は特にないため、誰でも受験できます。試験の合格率は約6割で、資格の有効期間は2年間です。
受験のための勉強については、公式テキスト『ウェブの仕事力が上がる 標準ガイドブック1 Webリテラシー(3,300円)』を購入することになります。
取れる資格 | webアソシエイト |
スクール | 日本WEBライティング協会主催 |
試験名 | Web検定 Webリテラシー |
試験 | 【Web検定】 全国のプロメトリック試験会場(約200ヶ所)にて随時受験可能 |
試験費用 | 15,000円 更新費用:12,000円(2年ごと) |
資格試験 | 全国約200会場あるJ-Testingテストセンターで毎日実施 |
試験範囲 | 1.Webの基礎知識 2.インターネットビジネス 3.プロジェクトマネジメント 4.Webサイトの企画・設計 5.Webデザイン・制作実務 6.Webマーケティング |
販売事業者 | 株式会社ボーンデジタル |
販売事業者住所 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア |
\webアソシエイトを目指すなら/ web検定【webリテラシー】
web業界に就職する際には役に立つ資格ですが、webライターとしてこれからスキルを身に付けてwebライティングで稼ごうとする人には、あまり有効な資格とは言えそうもありません。テキストを購入して、いつでも受験できるのはありがたいのですが、2年ごとに4,840円(受験費用)払って更新しなければならないのはどんなものでしょうか?!
webライターになるための資格取得まとめ
webライター、webライティング関連の資格3つについて簡単にまとめました。
これからwebライティングをスタートしてwebライターになろうとする人、そしてwebライターとしてクラウドソーシングなどで副収入を得たり、副業とすることを目指している人には、webライティング実務士の資格取得が一番おすすめです。
通信講座の受講で、初学者でもwebライターに必要な知識やスキルを身に付けることができ、webライティング実務士の資格を取得することができます。資格取得後のサポートも充実しているので、資格を活かした就職・転職や副業・開業をしたいと考えている人も安心して資格取得が目指せます。
つまり、webライターとして稼いでいきたい初心者向けの資格は『webライティング実務士』と言えます!
\在宅ワークで稼ぎたいなら/Webライティング講座
webライティング能力検定やweb検定(webアソシエイト)の資格も、web関連の知識やスキルを身に付ける上では有効で、就活・転職などでも十分なアピールポイントにはなるでしょう。ただし、webライティングを副業として始めたい人には、2年ごとに更新しなければならないことはちょっと面倒で、費用も掛かるのでイチ押しできないところです。