通関士の資格とは
通関士の資格は、輸出輸入業者と税関との間に立って関連書類の作成と審査など、税関での輸出入の通関手続きの専門知識と技能を有することを証明する国家資格です。
通関士の主な職場は、通関業者、海運・航空・倉庫・物流関連企業、商社、メーカーなどの他、海外から貨物を輸入している貿易関連企業などですが、インターネットを活用した個人輸入などでも通関士の知識は役に立つので勉強のために取得する人もいるようですよ(^^♪
通関士は、通関書類の審査や通関書類への記名・捺印という独占業務を持っているため、就職・転職には強力な武器となる国家資格です。平均合格率13%前後で、独学での取得はハードルが高いため、通信講座を受講して合格力を付けると良いでしょう!!
| 国家資格名称 | 主管省庁 |
| 通関士 | 財務省 |
| 試験日 | ●年に1回、通例10月初旬に実施 |
| 出題形式 | ●通関業法：20問 ●関税法、関税定率法その他関税に関する法：30問 ●通関書類の作成要領：2問 ●その他通関手続の実務：15問 |
| 試験会場 | ●札幌、新潟、東京、仙台、横浜、静岡、名古屋、大阪、 神戸、広島、福岡、熊本、那覇の全国13か所 ●どこの会場で受験することもできるため、試験開催時期に 自分が受けられそうな場所を選べばOK |
試験当日は、通関業法が9:30～10:20、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法（同法第６章に係る部分に限る。）が11:00～12:40、昼食を挟んで通関書類の作成要領その他通関手続の実務が13:50～15:30と丸一日の長丁場の試験です!!
言うまでもなく体調管理もしっかりしておく必要があるでしょう(^^♪
通関士の資格取得できる通信講座比較
通関士の資格を目指せる通信講座を開講しているスクールは多くありませんが、生涯学習のユーキャンと通信のフォーサイトにあったので比較、紹介しますネ(^^♪
| 取得資格 | 通関士(国家資格) | |
| 講座名 | 通関士講座 | 通関士通信講座 |
| スクール | ユーキャン | フォーサイト |
| 受講期間 | 6ヶ月 | 3ヶ月 |
| 質問・添削 | ●質問1日3回まで ●添削7回(修了試験1回含む) |
●質問1日10回まで |
| サポート期間 | ●受講開始から直近の試験まで （6ヵ月に満たないときは次の試験まで） |
●本試験の前日まで |
| 受講費用 (受験料) |
59,000円 | 52,800円 |
| 一般教育訓練給付金 | 給付金対象講座 （要件を満たせば最大20%の給付金が支給） |
|
| 学習スタイル | ●無理ないペースでじっくり学習 ●分りやすいテキストとスマホ学習 ●受講開始月ごとの専用スケジュール |
●eラーニング（計画、進行、講義、学習、 質問、確認、暗記の7つの機能） ●合格に的を絞った合格点主義 ●徹底したフォローシステム |
通関士の国家試験に合格するためには300時間以上の勉強時間が必要と言われています。独学の場合毎年10月に行われる試験に向けて、1日2時間の勉強時間を取ったとしても、計算上最低でも半年前から準備する必要があるでしょう。
通信講座では合格するためにポイントを絞った効率的な学習ができるため、時間的に余裕がない人、効率的に学びたい人にはおすすめです。
ユーキャンの通関士講座
ユーキャンの通関士講座は、標準学習期間が6ヶ月の通信講座、10月の国家試験に向けて余裕のある準備をするためには、3月までには受講スタートするのが良いでしょう。
早めに受講を開始することで、復習する時間も十分に確保でき、無理せずに合格力を身に付けることができます(^^♪
万が一、スタート時期が遅くなり本試験まで6ヶ月ない場合は、その次の試験まで添削や質問など全ての指導サービスを受けられるので心配無用です。
ユーキャンのカリキュラム/学習ペース
無理なく学習を継続するために1日平均60分程度の時間を取るようにするのが効果的です。
まずは、テキストを勉強して基礎固めを行い、その後で試験3科目、通関業法、関税法等及び通関実務の学習に移ります。
また、輸出入申告書問題については専用教材を使用して試験対策を行います。
試験に占める割合も多い科目なので、専用のテキストと講義DVDを併用して、解答のテクニックを身に付けます。
ユーキャンの講座には添削課題があるため、適宜添削指導を受けて、理解度の確認と弱点の補強を行います。講師からのアドバイスももらえるため、一人で学んでいるのではないことを実感できます。
ユーキャンの講座のテキスト教材
ユーキャンのテキスト教材は、通関士の知識ゼロでも基礎から応用までしっかりリカできるように工夫されたものになっています。関税法からスタートし通関業法、通関実務へと、基礎から応用・実践にストレスなく学習できます。
テキストではまず何を学習するのかの説明があり、重要度に応じた表記や図解も多く、自然に頭に入って残るテキストになっています。
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フォーサイトの通関士通信講座
フォーサイトの通関士通信講座は、テキスト、講義動画及び問題集と独自のeラーニングシステムで学習を進めるスタイルになっています。
eラーニングManaBun(マナブン)では、学習のスケジューリングや講義動画の試聴、質問、確認テイスや暗記などを一括して行えるようになっているため、独学で学習するより効率的で効果的な勉強ができ、わずか3ヶ月で合格力を身に付けることができます。
フォーサイトのカリキュラムについて
学習カリキュラムは、標準学習期間が3ヶ月に設定されてる短期集中になっています。合格点主義からも分かるように、合格に必要な得点を取ることを目標に掲げてテキストや問題集ができています。
的を絞った学習になっているため、内容が薄いという口コミもありますが、講座受講者の合格率が全国平均の2.83倍という結果を見ると、短期間で合格を目指したい人にはおすすめの通信講座と言えるでしょう。
フォーサイトのテキスト教材
フォーサイトの通関士講座のテキストは、図表やイラストが豊富で初学者にも分りやすいものになっています。学習に必要な教材として、テキスト（4冊）、問題集（5冊）、再現問題集、模擬試験(1回分)、法改正情報等、演習ノート、直前対策・通関実務対策編、補足資料・副教材が付いてきます。
DVDオプションを選択すると講義DVDも付属しますが6,000円の追加費用が必要です。
受講に際して添削指導はないため、問題集や模擬試験などの答え合わせは自分で行う必要があります。なお、模擬試験と再現問題集は試験が近づいてきてから届くようになっています。
フォーサイト講座のおすすめポイント
3ヶ月という短期集中スタイルなので、10月の試験までに余裕がなくても、資格取得に挑戦することができます。もちろん、余裕をもって受講すれば、よりしっかりと試験対策ができるため安心です。
独自のeラーニングで移動中や隙間時間を活用した効率的な学習ができるので、自室で2時間机に向かって勉強するという必要もないのも人気の秘密と言えるでしょう。
テキストや講義動画も分りやすくできているため、初学者でも無理なく理解でき、合格力が身に付きます。
＼初めてでも合格を目指せる／通関士講座｜フォーサイト通信講座
通関士資格取得のための通信講座の決め方
通関士の国家資格の取得を目指せるユーキャンとフォーサイト、2つの通信講座を比較しました。
学習期間から見てみると、年に1回10月に行われる試験に向けて、半年以上の時間をかけてじっくり準備を進めるならユーキャンの講座、短期集中3ヶ月で試験対策するならフォーサイトの講座が良いでしょう。
学習スタイルから見てみると、分りやすいテキストベースで学習し、確認テストや添削課題で理解度を図り、講師のアドバイスなどを受けながら学習できるのがユーキャンの講座です。
一方、独自のeラーニングで、効率的効果的に学習するのがフォーサイトの講座です。時間に余裕のない人が隙間時間を活用し、短期集中で一発合格を目指すには最適な講座です。
なお、受講費用には大差はありません。
●忙しい合間を縫って効率的に勉強したい人はフォーサイトの講座
それぞれの通関士の資格が取れる通信講座の詳細な説明やカリキュラムなどを知りたい場合は、無料で行える資料請求をすればいいでしょう。請求すれば数日で講座の詳細が説明された資料が一式届きます。
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